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Covered Beatles (3) A Hard Day's Night 編

第3弾はいよいよ「A Hard Day's Night」。初めて全曲オリジナル曲で構成されたアルバムだけに、カヴァー選びも楽しい1枚です。

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1) A Hard Day's Night / The Supremes (from "A Bit of Liverpool" 1964)

さすがに名曲なのでロック系のカヴァーも多いですが、ここはモータウンでいかがでしょうか。イントロのやや気の抜けた「ジャ~ン」に一瞬天を仰ぎますが、あとはスプリームスの楽しいヴォーカル・ワークに安心して身を任せることができる好カヴァーです。ギター・ソロ前の3人そろっての「Wow!」も楽しくて良し。「ブリテイッシュ・インヴェイジョン」を受けて企画されたアルバムからの選曲。

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2) I Should Have Known Better / The Skatalites (from 7"single "Independent Anniversary Ska / Jumbie Jamboree" 1966)

2曲目はインスト・カヴァー。スカのオリジネイターであるスカタライツが全盛期に残したシングル(Island WI 260)で、彼らは「Independent Anniversary Ska」というタイトルで録音しています。この曲が完全にスカになってしまうのが意外で気持ちいい。シングルのジャケ写は見つからなかったので、収録されているベスト盤「Foundation Ska」を掲載しておきます。

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3) If I Fell / Helen Merrill (from "Helen Merrill Sings Beatles" 1970)

このアルバム屈指のバラードは、「ニューヨークのため息」(古い?)ことヘレン・メリルの東京録音からどうぞ。イントロのヴァースを大胆に省略したアレンジ、そして素晴らしいフェンダー・ローズのバッキングは若き佐藤允彦の仕事です。

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4) I'm Happy Just To Dance With You / Anne Murray (from "Someody's Waiting" 1980)

カナダの女性歌手、アン・マレーのビートルズ・カヴァーといえば「ユー・ウォント・シー・ミー」というのが定番ですが、このカヴァーにも魅力があります。ゆったりとしたAOR風のオトナ系ポップス。サビの部分でリズミカルな展開になるアレンジが気持ち良い。

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5) And I Love Him / Esther Phillips (from "And I Love Him!" 1965)

女性R&Bシンガー、エスター・フィリップスのデビュー・アルバムより。初回ジャケットはこの彼女のポートレイトだったのですが、タイトル曲のヒット後に差し替えられた別ジャケもあります。本歌を完全に換骨奪胎したねばっこい歌。名カヴァーです。

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6) Tell Me Why / The Beach Boys (from "Beach Boys' Party!" 1965)
ビーチ・ボーイズの有名なカヴァー・アルバムから選曲。カールとアルの楽しいハーモニーが聴けます。遊び感覚で歌っているとは思えないほどコーラス・ワークが巧いのがこのバンドの凄いところ。

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7) Can't Buy Me Love / Ella Fitzgerald (from "Hello, Dolly!" 1964)

ジャズ・ヴォーカルの女王、エラ・フィッツジェラルドの名アルバムからの1曲。そしてこれは、ビートルズ・ファンならば聴いておいて損はない名カヴァーです。ビッグ・バンドをバックにビートルズをスイングしまくるエラ。同年のライヴ「Ella at Juan-Les-Pins」のヴァージョンも必聴です。

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8) Any Time At All / Nils Lofgren (from "Night Fades Away" 1981)

クレイジー・ホースやEストリート・バンドでの活動で有名なニルス・ロフグレンのビートルズ・カヴァーといえばこの曲。1986年のライヴ・アルバム「Code Of The Road」のエネルギッシュなヴァージョンも捨てがたいですが、ここでは少しメロウなスタジオ・ヴァージョンでどうぞ。オリジナルよりさわやかな印象です。

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9) I'll Cry Instead / V8 Rumble (from "Transmission" 2008)

この曲のカヴァーといえばもちろんジョー・コッカー。でもジョー・コッカーにはできれば他の曲でご登場頂きたいところです。ビリー・ジョエルのライヴ・ヴァージョンもあるのですが、ピアノ・ロックになったところでそれほど原曲とイメージが変わらず、期待していたほどの出来ではないというのが個人的な感想。そこでここでは、イギリスはノーフォーク出身の3ピース・ロカビリー・バンドによる、勢いのある演奏をどうぞ。ジョー・コッカーのカヴァーをもっとパワー・アップした感じでしょうか。

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10) Things We Said Today / Larry Carlton (from "The Gift" 1996)

元クルセイダーズのギタリスト、ラリー・カールトンによるカヴァー。フュージョンなのでインストかと思いきや、奥様のヴォーカル入りでしっとりとした仕上がり。トレードマークのメロウなギターも気持ちよい。いかにもLAな感じです。有名なクリフ・リチャードのカヴァーよりはるかにいいのではないでしょうか。ところで、ラリー・カールトンがヴァネッサ・カールトンのおじさんだってご存じでしたか。

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11) When I Get Home / Ross Rice (from "Fried Glass Onions: Memphis Rocks The Beatles Vol.3" 2006)

こうしてビートルズのカヴァーを集めていると、やっぱりどうしても出てくるのが、めったにカヴァーのない曲の存在です。意外にも、これがそんな1曲。クオリティに大きな難のあるフランス語ヴァージョン、極めて入手困難なハッスルズのデモ・ヴァージョンなどしかなくて悩んでいたとき、救世主のように現れたのがこの2006年の「メンフィス・ヴァージョン」でした。ロス・ライス。メンフィスのミュージシャンのようですが、正直なところよく知りません。しかしこのカヴァーは凄い。オルガン入りでノリノリ、最高です。メンフィス恐るべし。

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12) You Can't Do That / Nilsson (from "Pandemonium Shadow Show" 1967)

大のビートルズ・ファンでもあるニルソンのデビュー・アルバムより。数あるビートルズ・カヴァーの中でも、非常に凝った仕掛けが施してあることで有名な1曲です。というのも、「You Can't Do That」の中に、数々のビートルズ・ナンバーのタイトルや歌詞の一節を折り込んでいるから。よ~く聴いてみると、「She's A Woman」「I'm Down」「Drive My Car」「You're Going To Lose That Girl」「Good Day Sunshine」「A Hard Day's Night」「Rain」「I Want To Hold Your Hand」「Day Tripper」「Paperback Writer」「Do You Want To Know A Secret?」「Norwegian Wood」「Yesterday」「Strawberry Fields Forever」の14曲が歌いこまれています。これぞビートルズ・ナンバーへの偏愛が生み出した名カヴァー。ニルソンは他にも「She's Leaving Home」「Mother Nature's Son」のカヴァーもあって必聴です。

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13) I'll Be Back / Roger Nichols & The Small Circle Of Freinds (from "Roger Nichols & The Small Circle Of Friends" 1968)
日本ではソフト・ロック名盤としてあまりに有名なロジャー・ニコルス&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ。そのラストを飾るのがこの曲です。ひたすら気持ちよくて美しい天才的なアレンジ。このアルバムの2曲目もビートルズ・カヴァー「With A Little Help From My Freinds」で、これも名カヴァーでしょう。

ヴァラエティに富んだジャンルからカヴァーを選曲することで、聴き慣れたビートルズのアルバムからまた新たな曲の魅力を発見することができるように思います。次はいよいよ第4弾、しばし待たれよ。

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Covered Beatles (2) With The Beatles 編

お待たせしました(たぶん誰も待っていないと思うけれど)、「カヴァーヴァージョンだけでビートルズの全アルバムを作ろう」プロジェクト第2弾は、もちろんセカンド・アルバム「With The Beatles」です。ルールについては前回を参照のこと。ではいってみましょう。

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1) It Won't Be Long / The Quick (from "Untold Rock Stories" 2003)

この曲のカヴァーで有名なのはレッド・クロスですが、そのレッド・クロスのヴァージョンはこのザ・クイックによるヴァージョンの(ほぼ完全な)コピーであるという事実は果たして知られているのでしょうか。というわけで今回の1曲目は本家本元で。ザ・クイックは70年代のLAパワーポップ・パンク・バンド。短命ではあったものの、後のバンドに大きな影響を残したことで知られています。このアルバムは近年ようやくCD化されたデモ・ヴァージョン集。ピコピコスカスカしたパンク&ニューウェーヴな感じがかっこいい。

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2) All I've Got To Do / Louise Goffin (from "Kid Blue" 1979)

ルイーズ・ゴフィンはゴフィン&キングの娘。ということは、「リーバー&ストーラー」や「ゴフィン&キング」に憧れて名乗り始めた「レノン&マッカートニー」というソングライティング・チームが、やがて人気において本家を超えてしまい、ついにはゴフィン&キングの娘がレノン&マッカートニーをカヴァーするという、何だか不思議なことになっているわけです。これは彼女が19歳で出したファースト・アルバムの中の1曲。邦題「お嬢さんお手やわらかに」というのはいかがなものかという感じもしますが、気持ちのいいポップなカヴァーです。ところで、ウエスト・コースト・サウンドで有名なアンドリュー・ゴールドがこの曲をカヴァーしています。アレンジから歌い方まで本当にオリジナルそのままで、凄く上手いのですが、全く面白くありません。このコンピレーションを作っていて、カヴァーとコピーというのは本当に違うのだと思い知った次第です。

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3) All My Loving / Helloween (from "Metal Jukebox" 1999)

ジャーマン・メタルの雄、ハロウィンの結成15周年記念カヴァー・アルバムから。あの有名な3連リズム・ギターのバッキングが ヘヴィーに、しかも3連バス・ドラムを伴ってドカドカ鳴り響くと、ちょっと驚きます。

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4) Don't Bother Me / Eytan Mirsky (from "He Was Fab: A Loving Tribute To George Harrison" 2003)

なかなか「これぞ!」という出来のカヴァーが見つからない曲ですが、その中では出色のヴァージョン。パワー・ポップ・アーティストたちによるジョージ・ハリソン・トリビュート・アルバムからの選曲です。ちょっと鼻にかかった歌声、ギターの音色、イントロの留守電も洒落ていて面白い。

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5) Little Child / Jackie Lynton (from 7"single "Little Child / Never A Mention" 1964)

後にステイタス・クォーに加入するジャッキー・リントンのシングル(Piccadilly 7N 35177)。パワフルでソウルフル、いいカヴァーです。このシングルのジャケ写は見つからなかったので、収録されているコンピレーション「All You Need Is Covers」を掲載しておきます。ちなみにこの録音にはジミー・ペイジが参加しているという情報あり。

6) Till There Was You / Peggy Lee
ビートルズによるカヴァー。オリジナルはミュージカル「ミュージック・マン」の曲ですが、ビートルズのカヴァーはこのペギー・リーの「ラテン」ヴァージョンがベースになっています。

7) Please Mr. Postman / The Marvelettes
ビートルズによるカヴァー。オリジナルはガール・グループのマーヴェレッツによる61年の全米No.1ヒットですが、今ではこのビートルズのカヴァー(やカーペンターズによるカヴァー)の方が有名になってしまったような気もします。

8) Roll Over Beethoven / Chuck Berry
ビートルズによるカヴァー。オリジナルは「キング・オブ・ロックン・ロール」、チャック・ベリーによる偉大なるロックン・ロール・クラシック。

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9) Hold Me Tight / Stackridge (from "Mr. Mick" 1976)

意外といろんなカヴァーが存在する曲ですが、ここは「田舎のビートルズ」、スタックリッジのラスト・アルバム冒頭を飾る素敵なカヴァーでどうぞ。紅茶でも飲みたくなります。本来のアルバム・コンセプトでは入る予定がなかったらしいですが・・・。

10) You've Really Got A Hold On Me / Smokey Robinson & The Miracles
ビートルズによるカヴァー。オリジナルはスモーキー・ロビンソン&ミラクルズ、これも偉大なるR&Bクラシックです。

Singles_collection






11) I Wanna Be Your Man / The Rolling Stones (from 7"single "I Wanna Be Your Man / Stoned" 1963)
この曲はやっぱり贈呈先のストーンズで聴きたいでしょう?レノン&マッカートニーのペンによる、ローリング・ストーンズUK2枚目のシングル(Decca F 11764)より。ビートルズの「リンゴ」ヴァージョンに比べれば、はるかに荒削りな仕上がり。このシングルもジャケ写入手が困難だったので、「Singles Collection: The London Years」のジャケ写を掲載しておきます。

12) Devil In His Heart / The Donays
ビートルズによるカヴァー。オリジナルはガール・グループのドネイズですが、かなり無名のグループのため、このオリジナル・ヴァージョンを入手するのはちょっと前まで非常に困難でした。いまではいくつかのコンピレーションに収録されています。

Clues






13) Not A Second Time / Robet Palmer (from "Clues" 1980)

その死が本当に悔やまれる、故ロバート・パーマーが1980年に発表した6枚目のアルバムより。サウンド・メイキングはやや時代を感じさせるけれど、パーマー氏の歌はパワフルかつセクシーで魅力的。素晴らしいヴォーカリストでした。

14) Money (That's What I Want) / Barret Strong
ビートルズによるカヴァー。オリジナルはバレット・ストロング。作曲はベリー・ゴーディーとジェイニー・ブラッドフォードで、初期モータウンの歴史を飾るヒットナンバー。

これもまた自画自賛してしまいますが、通して聴くとすごくいいコンピレーションだと思います。いかがでしょうか。通りすがりのあなた、引き続きコメントお待ちしております。そして第3弾もすぐに出てきますので、しばしお待ちのほどを。

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Covered Beatles (1) Please Please Me 編

「ビートルズのオリジナル・アルバムを、全曲他の人のカヴァーで置き換えることができるか?」という問いが2ちゃんねるで出されていたことがありました。結論としては「できる」ということで、実例をあげて解説がなされていたのですが、そこで書かれていた選曲がどうも私は気に入りませんでした。その後、海外のサイトでも似たような内容のものを見かけましたが、それもいまいち。それ以来、このテーマがずっと気になっていたのです・・・。いや、本当にどうでもいいことなんです。ただ、ビートルズはモーツァルトとともに、僕の音楽的感性の基礎を形成した本当に重要なバンドだけに、こういう馬鹿馬鹿しいことをほっておけないデモーニッシュな衝動が私の中にはあることは確かです。ということで、考えてみることにしました。

とりあえずルールを決めましょう。
1)ビートルズの全オリジナル・アルバム(パスト・マスターズを含む)の全オリジナル曲を他人のカヴァー曲で置き換えることができるか挑戦してみる。
2)同じアーティストは2回登場させない。とはいえ、バンドで登場した人のソロでの再登場ぐらいは大目にみる。
3)セルフ・カヴァーは選ばない。ポール・マッカートニーが何度「ロング・アンド・ワインディング・ロード」や「イエスタデイ」をレコーディングしたところで無視する。ジョン・レノンが参加した「ダーティー・マック」の「ヤー・ブルース」も認めない。ただ、歌わずにちょこっとゲスト参加したぐらいのものであればよしとする。
4)ビートルズがカヴァーした他の人の曲は、逆にオリジナル曲に戻す。「カバーのカバー」を探すことに歓びを見出す人もいるけれど、今回はとりあえず後回しで。
5)そしてこれが重要なのだが、通して聴いてコンピレーションとして楽しめる仕上がりにする。オリジナルそっくりの完コピ系はあまり選びたくないし、他言語のヴァージョンやイロモノはできるだけ(かの有名な)「The Exotic Beatles」シリーズにお任せするとして、有名なカヴァー、驚きのあるカヴァーを可能な限り紹介したい。またこれだけ itunes などのネット系楽曲販売が発達した時代では、あまり有名でない人のカヴァーにも簡単に接することができるので、そのへんの面白さはきちんと反映することにする。

では、ファースト・アルバム「Please Please Me」から始めましょう。

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1) I Saw Her Standing There / Cliff Richard (from "Don't Stop Me Now" 1967)

何と言っても1曲目ですから、ここでハズすことは絶対に許されません。ティファニーなんかを選んだ瞬間に、私の音楽的センスが根底から疑われることになるでしょう。リトル・リチャードの先祖帰り的なカヴァーも悪くないですが、同じリチャードでもここはクリフ・リチャードでどうでしょう。あまり知られていないカヴァーながら、盛り上がるブラス・セクションとラテン・パーカッション、そして60年代的な女声コーラスはグルーヴ感たっぷり。大好きです。

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2) Misery / Flamin' Groovies (from "Shake Some Action" 1976)

2曲目はフレイミン・グルーヴィーズで。サンフランシスコ出身ながらビートルズ大好きバンドなので、何曲かビートルズのカヴァーをやっていますが、ここで御登場頂くことにしましょう。原曲よりもちょっと速め、ロックンロール的な性急さが印象的。

3) Anna (Go To Him) / Arthur Alexander
ビートルズによるカヴァー。オリジナルは黒人R&B歌手、アーサー・アレキサンダー。

4) Chains / The Cookies
ビートルズによるカヴァー。オリジナルはガール・グループのクッキーズ。作曲はゴフィン&キングで、メロディーとハーモニーの進行に一発でわかる特徴があります。

5) Boys / The Shirelles
ビートルズによるカヴァー。オリジナルはやはりガール・グループのシレルズ。

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6) Ask Me Why / ボファーナ (from "Apple of her eye りんごの子守歌" 2005)

この曲は、有名な割に良質なカヴァーが少ないように思います。残念ながら昨年活動を休止してしまったボファーナの、リラックスした癒し系ヴァージョンでどうぞ。

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7) Please Please Me / Bath (from "Arches" 2006)

この名曲をフレイミン・グルーヴィーズとかペトゥラ・クラークとかではなく、このカヴァーで聴かせるところにコンパイラーの楽しみがあります。バスはニューヨークをベースに活動しているオルタナ・バンド。女性ヴォーカルが山田花子ばりに「カモーン、カモーン」と誘うところがいい。タイトルも意味深に聞こえてきます。

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8) Love Me Do / The Persuasions (from "The Persuasions Sing The Beatles" 2002)

ヴェテランのアカペラ・グループ、パースエイジョンズのビートルズ・アルバムから。解釈に盛り込まれたゴスペル感覚が、新しい曲の魅力を浮かびあがらせています。

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9) P.S. I Love You / Santo & Johnny (from "The Beatles Greatest Hits" 1964)

これも名曲の割に良いカヴァーの少ない曲です。そこで思い切ってペダル・スティールによるふにゃふにゃのインスト・カヴァーを選んでみました。シタールも連想させて悪くないと思うのですが、如何?

10) Baby It's You / The Shirelles
ビートルズによるカヴァー。オリジナルはシレルズ、作曲はバカラック。

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11) Do You Want To Know A Secret? / Fairground Attraction (from "Ay Fond Kiss" 1990)

このヴァージョンもすでに歴史的な名カヴァーの域に入りつつあるように思います。エディ・リーダーのしっとりとした歌声が素敵なヴァージョン。個人的にはソングライターとしてのマーク・E・ネヴィンが好きです。

12) A Taste Of Honey / Lenny Welch
ビートルズによるカヴァー。原曲はミュージカルの曲ですが、ビートルズのカヴァーはこのレニー・ウェルチが下敷きであることが定説となっています。

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13) There's A Place / The Gamits (from "Come Get Some" 2002)

この曲のカヴァーとしてはフレイミン・グルーヴィーズのヴァージョンが有名ですが、ここはコロラド州デンヴァーの3ピース・ポップ・パンク・バンドで。やっぱりコンピレーションにはこの手のカヴァーが1曲は欲しい。お約束だけれど、ピックスクラッチが気持ちいい!

14) Twist & Shout / The Isley Brothers
ビートルズによるカヴァー。オリジナルはトップ・ノーツですが、ビートルズのヴァージョンはもちろんアイズレー・ブラザーズが下敷き。

自分で作ったこのコンピレーションを ipod で楽しんでいて、自分で言うのも何ですが、これはとてもよく出来ています。ぜひお試しを。実は、全アルバムについて私案はもう完成していて(つまり全曲入手可能なカヴァーが存在したということ)、いまクオリティをあげるために修正を施しているところです。順次公表していきますので、偶然このブログをご覧いただいた方で、もしご興味があればどうぞお楽しみに。コメントも歓迎します。それにしても、こんなことができるのもビートルズだけでしょう。

なお、ビートルズがカヴァーした曲のオリジナルは、かつてP-ヴァインから出ていた「The Beatle Classic」(PCD-2009)というコンピレーションですべて聴くことができます。再発を熱望。

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